イマージョン教育は、1960年代にカナダのモントリオール州の公立小学校において、英語を母国語とする子どもたちに第二言語としてのフランス語を、通常の教科教育を通して、母国語と同時に習得させることを目的として始められたバイリンガル教育方法です。
これまでの英語教育と大きく異なる点は、英語が教科として教えられるのではなく、子どもたちは実際に英語を使って保育・教科内容を学び・経験していく点です。この中で、子どもたちは日常の保育・教育活動全般を通して適切な英語のボキャブラリーや表現方法を自然に身につけていきます。つまり、「英語を学ぶ」というよりもむしろ、「英語で学ぶ」教育方法といえます。
言語教育の実践をもつ一音会(東京、豊島区)と連携し英語教育の中に取り入れています。
これは、耳の発達と頭の発達の理論にも合致するものとしての実論的な適時教育としての価値を見出して実践を始めました。
イマージョン教育は、子ども・生徒の教育の開始時期および母国語と第二言語の使用比重によって、以下のように分類されています。田上幼稚園イマージョンプログラムでは、幼児の母国語である日本語をしっかりと発達させながら、英語の習得を目指すという基本方針に基づき、早期・パーシャル(部分)イマージョンの形態で保育を行っています。
教育の開始時期
1.早期イマージョン(幼稚園―小学1年生時開始)
2.中期イマージョン(9歳―10歳時開始)
3.後期イマージョン(11歳-12歳時以降開始)
言語使用の比重
トータル(全部)イマージョン: 全ての保育・指導が第二言語(英語)で行われる。
パーシャル(部分)イマージョン:50%以上の保育・指導が第二言語(英語)で行われる。
イマージョンプログラムの特徴のひとつとして、第二言語(英語)によるカリキュラムはその地域の母国語(日本語)でのカリキュラム・保育内容を基にしていることが挙げられます。
田上幼稚園イマージョンプログラムにおいて、カリキュラムは、文部科学省幼稚園指導要領および30年間の幼児教育経験により築いてきた田上幼稚園のカリキュラムを元に、日本語・英語により綿密に計画された独自のカリキュラムを用いて保育を行っています。
第二言語の発達には母国語の発達が重要です。そのため、当幼稚園ではパーシャルイマージョンとして、特定の行事を除いては、通常50%以上を英語で過ごすように計画しています。英語に関しては、外国人教師による英語での保育はもとより、朝や帰りの時間のサークルタイムにおいて、テーマに基づいた英語のレッスンを行っています。
この中で、子どもたちは、‘May I play?’ ’I like ice cream!’ といった日常英語表現や身の回りのものの名前、数・色・天気・動物・昆虫・食べ物・草花等など、実に多くの英語表現を吸収していきます。
また、イマージョンプログラムの子どもたちは、レギュラープログラムの子どもたちと一緒に、幼稚園の様々な行事に参加して幼稚園生活を楽しんでいます。子どもたちには、たくさんのおともだちや人々に接する中で、今しかできない、いろいろな貴重な体験をして欲しいと考えています。
「からだ・こころ・ことば」のトータルな面での子どもたちの健全な発達が私たちの最大の願い・目標です。
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